最近、大腸がんが増加しています。特に女性の大腸がんの増加が見られます。
大腸の検査に関しては、当院においては内視鏡検査を行っています。
大腸内視鏡検査を行うためには、腸の中をきれいにする必要があります。
検査当日の朝、ご自宅で腸管の洗浄液を服用していただきます。
通常は液体の洗浄液を2リットル飲んでいただくのですが、これも患者さんによって1.5リットルにしたり(2リットルという量のハードルが高いため。この場合は前日にこちらで用意したレトルト食を食べていただくことになります)、錠剤を使用したりします。
肛門から内視鏡を挿入して観察する、ということについてはやはり抵抗があるものと思います。
しかし、残念ながら現時点においては大腸に関してはこれを行うしか方法がないのです。
(因みに、カプセル内視鏡は今のところ小腸以外ではその有用性が確立されておりません)
一番奥まで到達するのに約3~4分を要しますが、痛みはあまりありません。
一度は大腸の観察も受けておくことをお勧めします。
自分自身もそうでしたが、受けておけば安心することができるはずです。

*当院では内視鏡の自動洗浄機を導入し検査一件ごとに世界基準で完全洗浄し、検査による感染のリスクを回避しています