ものを飲み込んだ時に食べ物が通って胃に入るまでの食道にできる癌です。
最近ではサザン・オールスターズの桑田さんが手術したことでTVでもよく解説されていました。
比較的早期にリンパ節などへの転移を生じることがあり、それだけに早期発見が望まれる癌ですが、その一方早期発見が難しい癌でもあります。
食事をして物を飲み込む時に引っかかる、落ちてゆかない、などといった症状はもはや早期癌の症状ではなく進行した癌が食道の内腔へボッコリと飛び出しているための症状です。
ですから、食道癌の危険性の高い方-50歳以上・男性・喫煙者―に対して内視鏡検査を行なう際には、より注意深い観察が必要とされ、特殊な染色をして早期癌の発見に努めることになります。
食道癌に限らず、どこの癌であっても早期発見に勝る治療の第一歩はないのです